愛媛労働局は27日、2015年度に県内のハローワークを利用した障害者の就職件数が前年度比6.2%増の1107件となり、9年連続で過去最高を更新したと発表した。
 労働局は「障害者の採用に積極的な企業が増えたことなどが要因」と分析。背景には、法定雇用率(2.0%)を達成していない場合に納付金を徴収する企業の対象が従業員200人超から100人超に広がったことや、従業員不足などがあるとみている。
 障害者の新規求職申込件数も「関係機関のチーム支援が順調に進んだことや社会的理解が広がったこと」(労働局)などから、9.0%伸びて1979件だった。